
捻挫の痛みが引かないのはなぜ?プロが教える3つの重症度と「治らない」を防ぐ知識(第2回)



捻挫したけど、中々痛みが引かないなぁ



捻挫は腫れや痛みが残りやすいよ。もしかしたら重症な捻挫をしているかもしれないね。



えっ捻挫にも種類があるの??



捻挫には足を捻る方向や、靭帯の損傷の度合いで種類があるよ。



一緒にそれぞれの種類と重症度について学んでいこう
捻挫の重症度(グレード)を知ろう


| グレード | 状態 | 症状の目安 |
| グレードⅠ(軽度) | 靭帯伸びた状態 | 腫れ・痛み。歩行は可能。 |
| グレードⅡ(中等度) | 靭帯の一部が切れている(部分断裂) | 強い痛みと腫れ。内出血が出ることも。 |
| グレードⅢ(重度) | 靭帯が完全に切れている(完全断裂) | 関節の不安定感。自力歩行が困難。 |


捻挫の種類:内側or外側ひねる
足首の捻挫はその多く(約80〜90%)が足首を内側にひねる「内反(ないはん)捻挫」です。
内反捻挫: 足首の外側にある「前距腓(ぜんきょひ)靭帯」を痛めることが多く、ジャンプの着地や切り返しで起こります。
外反捻挫: 足首を外側にひねるタイプ。頻度は低いですが、内側の靭帯は強固なため、骨折を伴うケースもあるので注意が必要です。


ここで大切なのは、「なぜその方向にひねってしまったのか?」という点です。股関節の硬さや体幹の弱さが原因で、足首に負担がかかりやすい「運動連鎖」の乱れが隠れていることもあります。
後遺症
実は、捻挫を経験した人の40%以上が慢性的な足首の不安定感(後遺症)を抱えるというデータがあります。
- 「何度も同じ足をひねる(捻挫グセ)」
- 「長時間歩くと足首が重だるい」
- 「階段を降りる時に不安感がある」
これらは、靭帯がしっかり修復されないまま復帰したり、足首を支える感覚(固有受容感覚)が低下したまま放置されたりすることで起こります。
専門家による「正しい診断と治療」が必要
痛みが強い場合や長引く場合は、エコーやMRIなどの画像診断ができる医療機関を受診しましょう。
治療のゴールは「痛みが取れること」ではなく、「怪我をする前よりも動ける体を作ること」です。 当スタジオコンフォートでは、病院での診断結果をふまえ、以下のようなリハビリ・コンディショニングを行っています。
- 可動域練習: 固まった関節の柔軟性を取り戻す
- 筋力トレーニング: 足首を支える周りの筋肉を鍛える
- バランス練習: 脳と足の連携(感覚)を再教育する





40%も後遺症になるなんて驚きです…。しっかり診てもらって、次はリハビリの方法を教えてもらいたいです!



そうだね。焦って復帰して『クセ』になるのが一番もったいない。次回は、早期復帰のための具体的なリハビリテーションについてお話しするよ!
※この記事は一般的な情報提供を目的としています。怪我や病気について疑問や懸念がある場合は、必ず医療専門家に相談してください。この情報をもとに自己診断や治療を試みることは避けてください。また、記事中で触れている予防法や対処法は全ての人に効果があるわけではありません。体調や状況によっては逆効果になることもあります。特に、怪我をしたと思われる場合はすぐに専門的な医療機関に連絡をとることをおすすめします。
参考:福林徹,『足関節捻挫予防プログラムの科学的基礎』,三報社印刷,2010
群馬県太田市近郊で足首の痛みにお悩みの方は、 LINEからお気軽にご連絡ください。
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捻挫を繰り返す、パフォーマンスが上がらないとお悩みの方はコチラ
監修・執筆:保健学修士/理学療法士 ユウヘイ
著者について
- 捻挫でギプス固定は必要ですか?
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靭帯が完全に切れている(グレードⅢ)場合や、骨折の疑いがある場合は固定が必要です。しかし、最近では早期から少しずつ動かす「機能的治療」が推奨されるケースも増えています。医師の診断に基づき、最適なプランを立てることが重要です。
- 痛みがなくなったらリハビリは終わりですか?
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いいえ、痛みがない=完治ではありません。靭帯が修復されても、バランス能力や踏ん張る筋力が戻っていないと再発のリスクが高いままです。スポーツ復帰前には必ず専門的なチェックを受けましょう。
- コンフォートではどのようなサポートが受けられますか?
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当スタジオでは、理学療法士の知見を活かし、足首単体ではなく全身のバランス(キネティックチェーン)を整えます。捻挫をきっかけに、以前よりパフォーマンスが上がったと言っていただけるような指導を心がけています。






