怪我で練習できない…もう辞めたいと思った選手へ

ユウさん

群馬県太田市のプライベートスタジオ『コンフォート』です。理学療法士・ヨガ・トレーナーの視点から、『頑張っているのに結果が出ない』方の身体づくりや動作改善を、一対一で丁寧にサポートしています。

タクヤ君

怪我をして3ヶ月…試合にも練習にもでられないな

ユウさん

それは辛いよね。頑張りたいのに頑張れない時間は、本当に苦しいと思う

タクヤ君

部活に行ってもつまらないし、正直、もう辞めたいです

ユウさん

そう思ってしまうのも無理はないよ。怪我をすると、身体だけじゃなくて気持ちまで苦しくなるからね

タクヤ君

どうしたらいいのかなぁ

ユウさん

まず知ってほしいのは、今のその苦しさはおかしなことじゃないってこと。でも同時に、この時間はただ我慢するだけの時間ではなくて、これからの自分を作り直す大事な時間にもできるんだ

怪我をすると、できていたことが急にできなくなります。
試合に出られない。練習にも参加できない。周りはどんどん前に進んでいくのに、自分だけが止まってしまったように感じる。

部活に行っても楽しくない。
焦る。落ち込む。イライラする。
「もう辞めたい」と思うこともあるかもしれません。

でも私は、そんな時期をただの遠回りで終わらせてほしくないと思っています。
怪我の期間は確かに苦しいです。けれど、見方を変えれば、これからの競技人生を立て直す大切な時間にもなります。

目次

怪我の期間が辛いのは、気持ちが弱いからではない

怪我をすると、身体が痛いだけではありません。
一番辛いのは、「頑張りたいのに頑張れないこと」かもしれません。

本気で競技に向き合ってきた選手ほど、怪我をした時に気持ちが落ちやすくなります。
やる気がないわけではない。むしろ、やる気があるからこそ苦しいのです。

試合に出たい。
早く戻りたい。
でも、思うように身体が動かない。
復帰の時期もはっきりしない。

そんな状態が続けば、不安や焦りが大きくなるのは自然なことです。
だからまず知ってほしいのは、怪我をして落ち込むのは弱いからではない、ということです。

私自身も、怪我で先が見えなくなった時期がありました

私自身、高校2年の秋に怪我をした経験があります。
なかなか努力しても結果が出ず、練習量を増やしながら、ようやくスタメンが見えてきた矢先でした。

3〜4ヶ月ほどで練習には復帰しましたが、痛みはぶり返し、全力ではプレーできませんでした。
その姿を見て、周りから厳しい言葉をかけられたこともありました。
でも、自分自身が一番、どうしたらいいのか分からなかったのです。
どう頑張ればいいのかも分からない。頼れる人もいない。今までの努力がどんどん無駄になっていくように感じました。

そんな経験があるからこそ、お伝えしたいことがあります。

怪我の期間は、競技力を落とすだけの時間ではない

怪我をすると、「できないこと」ばかりに目が向きやすくなります。


走れない。跳べない。練習できない。試合にも出られない。

でも実際には、怪我中でもできることはたくさんあります。
そして、その時間の過ごし方で、復帰後の状態は大きく変わります。

ただ元に戻るだけではなく、前より良い状態を目指すこともできます。
怪我の期間は、何もできない時間ではなく、身体や考え方を整え直す時間でもあるのです。

怪我をしている間に出来ること

気持ちを整える

まず大切なのは、気持ちを整えることです。
怪我中は、焦りや不安で頭の中がいっぱいになりやすくなります。
そんな時こそ、呼吸を整える時間をつくることが役立ちます。
イメージトレーニングも有効です。復帰した自分のプレーを頭の中で描くことは、競技感覚を保つ助けになります。

食事と睡眠

怪我で練習ができない時期は、食事の管理が重要になります。運動量が落ちる分、カロリーオーバーには気をつけたいところですが、回復に必要な栄養まで削ってはいけません。筋肉を落とさないよう、極端に減らしすぎずバランスよく食べることを大切にしてください。

他の部位のトレーニング

もちろん、痛めた場所に無理な負荷をかけるのは避けるべきです。
ただし、専門家の指示のもとで、他の部位の筋力や柔軟性、体幹、姿勢のコントロールなどを見直すことはできます。

そして何より、この時期は身体の使い方の癖を見直すチャンスです。
普段は練習や試合に追われて、細かい動きまで振り返る余裕がないこともあります。
だからこそ、怪我の期間を使って身体を整え直すことには大きな意味があります。

焦って無理をすることが、一番遠回りになることもある

怪我から早く復帰したい気持ちは、誰にでもあります。
でも、焦って元の練習量に一気に戻したり、痛みを我慢しながらプレーを続けたりすると、かえって長引くことがあります。

逆に、「どうせ今は無理だから」と何もしなくなるのも良くありません。
怪我の期間は、ゼロか100かで考えないことが大切です。
できないことはあっても、できることはあります。
その積み重ねが、復帰後の差になります。

一人で判断せず、専門家に相談してほしい

怪我の後の過ごし方は、とても大切です。
だからこそ、自分だけで判断しすぎないでほしいと思います。

身体の状態を見ながら、何を休むべきか。
何なら進めて良いのか。
どの順番で戻していくべきか。
それは怪我の場所や状態によって違います。

理学療法士、スポーツトレーナー、医師、栄養士など、信頼できる専門家に相談しながら進めることで、回復の方向性が見えやすくなります。
先が見えないことが、怪我中のいちばん大きな不安になるからこそ、一人で抱え込まないことが大切です。

まとめ

怪我で練習や試合に出られない時間は、本当に苦しいものです。
辞めたいと思う日があっても、おかしくありません。

でも、その期間は何もできない時間ではありません。
心を整えること。
食事や睡眠を見直すこと。
怪我していない部分を鍛えること。
身体の使い方を見直すこと。

こうした積み重ねは、復帰後の自分を支える力になります。

怪我をしたから終わりではありません。
むしろ、ここから競技人生が変わることもあります。

今つらい中にいる選手こそ、焦らず、自分にできることを一つずつ積み重ねてみてください。

タクヤ君

怪我をしている間でも出来ることが沢山あるんだね

ユウさん

この怪我の期間を前向きに捉えられるかどうかで、大きく競技人生が変わってくるよ

ユウさん

怪我をした後の過ごし方は自分で判断せず、近くの専門家に栄養やトレーニングについて相談してみよう!理学療法士や栄養士、スポーツトレーナーなどきっと、アドバイスがもらえるはずだよ!

※この記事は一般的な情報提供を目的としています。怪我や病気について疑問や懸念がある場合は、必ず医療専門家に相談してください。この情報をもとに自己診断や治療を試みることは避けてください。また、記事中で触れている予防法や対処法は全ての人に効果があるわけではありません。体調や状況によっては逆効果になることもあります。特に、怪我をしたと思われる場合はすぐに専門的な医療機関に連絡をとることをおすすめします。

痛みと向き合った経験は、必ず強さに変わります。
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監修・執筆:保健学修士/理学療法士 ユウヘイ
著者について

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この記事を書いた人

群馬県太田市で、理学療法士として整体・パーソナルトレーニング・学生アスリートサポートを行っています。
臨床経験20,000件のある、保健学修士です。

このブログでは、動きがぎこちない子ども、頑張っているのに結果が出にくい学生アスリート、長年不調を抱える方に向けて、身体の使い方や運動の見方をわかりやすく発信しています。

「努力が実る身体の使い方」を大切に、一人ひとりの身体に合わせた視点で、現場で感じたことを丁寧にお伝えしています。

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