膝の痛み・変形の予防に!トレーニング方法5戦#1
このブログでは当店にお越し頂いた方向けの自主トレの説明になります。ぜひ行ってみて下さい!
トレーニングだけ知りたい方は最初の部分は読み飛ばして下さい!
はじめに
膝は体重を支持する大切な関節です。膝の機能が壊れると全身へ影響が出てしまいます。
膝と姿勢の関係
膝が曲がると姿勢が丸まり、猫背になります。また、伸びってしまいロックしてしまうと、反り腰になりやすくなり、膝の機能が壊れると全身に影響が出ます。
膝と腰痛の関係
膝の曲げ伸ばしによって姿勢は大きく変わります。特に膝と腰の関係は深く、腰痛の原因が膝にある方も多くいらっしゃいます。
変形性膝関節症
変形性膝関節症は関節の摩耗により生じます。年齢が若い方でも、靭帯損傷や半月板損傷を経験している方は関節が不安定なため、注意が必要です。
膝の機能を高めるトレーニング
自主トレーニングを詳しく解説しています。私がお伝えしたもののみでも良いですし、他の運動も時間が許せばチャレンジしてみて下さい!
セッティング
効果:膝の安定性向上
効かせる部位:膝の斜め上、内側
回数:5秒×10回×2-3セット
①片膝を横に倒します
②膝の下にタオルを入れます
③足首を手前にお越します
④踵を遠くに押し出します
⑤骨盤を起こせるとさらに良いです
足のねじれ直し
少し難しい運動です。わからない場合は違うところに効いてしまうのを防ぐためご来店時にご相談下さい。
効果:膝の捩れの改善、内側ハムスリングの強化
効かせる部位:ももの内側
回数:10回×3セット
①椅子に座り軽く膝を伸ばします
②膝の中心と足の人差し指と中指をまっすぐにします
③まっすぐな状態を保ち膝を曲げます
④膝を内側にねじります
内転ボール
効果:O脚の改善
効かせる部位:内もも
回数:5秒✖︎10セット
①椅子に座ります
②うちくるぶしをくっつけます
③ボールやバスタオルをモモにはさみます
④ボールを潰すように力を入れます
ふくらはぎの伸ばし
効果:膝の動きの改善
効かせる部位:膝の裏、ふくらはぎ
回数:20秒✖️3セット
①仰向けになります
②タオルを爪先に引っ掛けます
③膝を伸ばします
④膝は伸びきらなくても大丈夫です
太もものリリース
効果:足を軽くする/足が早くなる/成長痛の予防
効かせる部位:太もも
回数:20秒✖️9セット
①片足を横に開きます
②膝と反対の手を後ろにつきます
③ももの前をマッサージします
④ももの「内側」「真ん中」「外側」を満遍なく行う
(⑤「膝の近く」、「真ん中」「もも」に分けて満遍なく行う)
動画による解説はこちらから
終わりに
膝は体の土台であり、姿勢や全身の健康に大きく影響します。今回紹介したトレーニングやストレッチを日常に取り入れることで、膝の機能を高め、腰痛予防や姿勢改善に繋がります。膝の問題は早期に対処し、定期的なケアを心がけましょう。無理のない範囲で継続的に行うことが重要です。この記事が皆さんの健康維持や生活の質向上に役立つ情報を提供できていれば嬉しいです。健康は、自分自身で作り出せるものですから、ぜひポジティブに取り組んでくださいね。運動が難しい場合は、近くの専門家にご相談して下さい。当店でもご相談お待ちしております。
福井, 勉. (2003). “膝関節疾患の動作分析.” 理学療法科学 18(3): 135-139.
蒲田, 和.et al. (2013). “下腿内旋位でのレッグプレス運動が若年健常女性の歩行時足圧中心軌跡 および膝関節回旋可動域に及ぼす効果.” ヘルスプロモーション理学療法研究 3(1): 15-19.
※この記事は一般的な情報提供を目的としています。怪我や病気について疑問や懸念がある場合は、必ず医療専門家に相談してください。この情報をもとに自己診断や治療を試みることは避けてください。また、記事中で触れている予防法や対処法は全ての人に効果があるわけではありません。体調や状況によっては逆効果になることもあります。特に、怪我をしたと思われる場合はすぐに専門的な医療機関に連絡をとることをおすすめします。