練習して伸びる選手vs伸びない選手違い3選
こんにちは。何かお悩みですか?
練習しても上達しない選手がいますね。成果が出ないのはどうしてでしょうか?
チームで長期間練習していると、成果を出す選手とそうでない選手がいます。
そうなのですね。
選手自身の努力が足りないのかな。
そうですね。もしかしたら、選手自身の努力が足りないのかもしれませんね。
ただ、私たちカラダの専門家から見ると、それだけが理由ではない場合もあります。
そうでない場合??
はい。カラダの使い方がうまくない場合があります。
その場合、結果が出づらいので、モチベーションも下がりやすく、練習に積極的ではないことがあります。
はじめに
スポーツの世界では、同じくらいの練習時間と努力を費やしていても、目覚ましい上達を遂げる選手がいる一方で、なかなか成果が出ない選手もいます。この差は一体何によるものでしょうか?
成果が出ない選手の中には、練習を楽しめず、どこかやる気がなかったり、場合によっては離脱してしまったりする場合もあるかもしれません。そして、「やる気がない」、「気合いが足りない」と思われてしまうことも、、。
また、モチベーションを保てていても、成果が出ずに頑張り過ぎて怪我をしてしまう場合も、、。
実は・・・成果の出ない選手は自分のカラダを上手に使えていない場合が多いです。
下記のような特徴が選手に現れます
上達する選手と成果が出ない選手のカラダの違い
カラダに軸がない状態
四肢に力が入り、動きの時に背中が丸まったり、首や肩に力が入ったりします。または、腰が抜けててしまいます。
股関節をうまく使えていない場合
股関節が使えていないと膝だけの動きになってしまいやすいです。また、股関節の動きが少なくなり、腰を過度に反り、背中を丸めやすくなります。股関節が上手に使えない選手はふとももやふくらはぎが太くなりやすいのも特徴です。
全身が連動していない
「腕の力だけでやっている」とか「腰が入っていない」と言われやすい選手です。
カラダが上手く使えているかチェック
立ち姿勢がまっすぐかどうか
カラダの軸がある状態は立ち姿勢がキレイに見えます。また、腕や肩に余分な力が抜けています。真っ直ぐ立っていても力んでいるようでは軸が出来ていません。
肘をつけたまま起き上がれるか
股関節の柔軟性と体幹のインナーマッスルが働かないと出来ない動きです。
背骨を一つずつ動かせるか
体幹のパワーを四肢に伝える、または四肢のパワーを体幹に伝えるには背骨の動きが柔軟であることが大切です。
背骨を一本づつ動かすことが出来るどうかで背骨の柔軟性とコントロール力を確認します。
カラダの使い方を上手にする基礎的な運動
背骨のロールアップ
背骨を柔軟に使い、コントロールする練習です。これがしっかり出来ると立った時にブレない軸が出来ます。インナーマッスルも自然に入るようになります。
①膝を軽く曲げて前屈します
②お尻を斜め上に持ち上げます
③下から背骨を積み上げるようにカラダを起こします
大腰筋Ex
股関節で最も重要な大腰筋という筋肉を鍛えることが出来ます。
①仰向けになり、両手を天井に向けて伸ばします
②肘と膝をつけます
③片方の足を出来るだけ遠くに伸ばします
④その際に反対側の足は肘と膝が離れないようにします
開脚練習
股関節を柔軟にする練習です。最初は大変ですので、お尻の下にブロックを置きながら行うと効果的です。
①両足を軽く開きます
②踵を押し出し、膝を外向きにします
③膝を外に向けたまま、カラダに近づけます
④膝を外に向けたまま、膝を伸ばし、カラダを前に倒します
ストレッチポール上の足あげ
自宅にポールがある人は取り組んでみましょう。足を上げる時に左右への重心がブレないようにします。
①ストレッチポールに乗り両手を上げる
②重心が移動しないように注意して、片足を90°まで上げる
③重心が移動しように注意して、足を下げる
ストレッチポール上のクロスクランチ
カラダに軸を作りながら捻る動きです。軸回旋という、スポーツに共通して必要な動きが習得できます。慣れてきたら両手を頭の後ろで組んで行います。
①ストレッチポールに乗り、片手を頭の後ろに置く
②頭に置いた手と反対側の膝を90°に曲げる
③肘と膝をつける
まとめ
スポーツにおける成果は、選手それぞれのカラダの使い方に大きく依存しています。練習を重ねることはもちろん大切ですが、その前に自身のカラダと向き合い、基礎から改善していくことが何よりも重要です。この記事を通じて、カラダの使い方を見直し、効果的なトレーニング方法を取り入れることで、皆さんのパフォーマンス向上につながれば幸いです。上達しないと感じている選手も、諦めずに自分のカラダと向き合ってみてください。最後に、カラダを上手に使うことは、怪我の予防にもつながります。ぜひ。取り組んでみて下さい!
今回の記事を通して、選手たちが単に練習量を増やすだけでなく、カラダの使い方を見直す、重要性を伝えたいと思っています。
なるほどね。私たちが見ている中で、確かに上達が見られない選手は、ただ闇雲に練習を重ねているだけで、自分のカラダの使い方を意識していないことが多いように思います。
この記事を選手たちにも読ませてみようかな。
ぜひお願いします。選手たちの怪我の予防にもなり、長期的にはパフォーマンス向上につながります!
※この記事は一般的な情報提供を目的としています。怪我や病気について疑問や懸念がある場合は、必ず医療専門家に相談してください。この情報をもとに自己診断や治療を試みることは避けてください。また、記事中で触れている予防法や対処法は全ての人に効果があるわけではありません。体調や状況によっては逆効果になることもあります。特に、怪我をしたと思われる場合はすぐに専門的な医療機関に連絡をとることをおすすめします。