③”捻挫なんて大したことない!?” -いつまで続く?の治りずらい後遺症-

頑張る君

捻挫して、2−3週間になるけど、腫れが引かないなぁ

ユウさん

捻挫は腫れや痛みが残りやすいんだよね

頑張る君

どうやったらいいのかなぁ

ユウさん

捻挫の後遺症は長期化することがあるから問題だよねぇ

ユウさん

捻挫の後遺症について詳しく見ていこう

目次

なぜ後遺症が起こるのか?

捻挫をした後、6ヶ月後も何らかの後遺症を残っている人は約70%という報告があります。ほとんどの人が捻挫をした後は何らかの痛みや腫れ、不安定感など症状を残しています。なぜ、完全に回復しないのかという原因ははっきりとわかっていません。しかし、受傷後に、筋力や関節の動きが回復していないのが原因の一つとして挙げられていいます。

主な後遺症

主な後遺症は足の不安定感と痛みです。特に不安定感は”giving way”と呼ばれ、競技復帰が出来るかどうかを左右します。不安定感は、足首周囲の筋力の低下、筋肉の反応時間の遅れ、足首の運動パターンの変化などが影響していると考えられます。また、この症状を残したままプレーを続けると、捻挫を繰り返し骨・軟骨損傷などの二次的障害につながる可能性があります。

いつまで続く?足首の腫れ

腫脹は捻挫後に起こる代表的な徴候の一つです。
受傷後3日目程度まで増え、10日後には減少すると言われています。しかし、7週以上経過しても0にはならず、腫れが起こった患者さんの50%が残存していると言われています。腫脹が残存する理由も不明な点が多いですが、再度捻挫を繰り返さないために足首周りのトレーニングをしっかりと行う必要があります。

後遺症を防ぐためのケア方法

適切な応急処置やリハビリテーションが大切です。
①専門家による関節可動域練習
②筋力増強練習
③バランス練習
④ストレッチ
などを行うが大切です。
適切なリハビリを行うことで捻挫の再受傷の可能性が16%→3%に減ったという報告があります。

頑張る君

捻挫を繰り返さないためにはリハビリが大切なんだね

ユウさん

リハビリも自己流で行うよりも専門家と一緒に行うと効果的だから、病院を受診したり、専門家にトレーニングの相談したりするといいよ。

ユウさん

もちろん、僕のところに相談に来てもらえれば、足首の状態を見て適切なトレーニングを伝えることも出来るよ。

※この記事は一般的な情報提供を目的としています。怪我や病気について疑問や懸念がある場合は、必ず医療専門家に相談してください。この情報をもとに自己診断や治療を試みることは避けてください。また、記事中で触れている予防法や対処法は全ての人に効果があるわけではありません。体調や状況によっては逆効果になることもあります。特に、怪我をしたと思われる場合はすぐに専門的な医療機関に連絡をとることをおすすめします。

参考:福林徹,『足関節捻挫予防プログラムの科学的基礎』,三報社印刷,2010

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この記事を書いた人

カラダの仕組みについて勉強して20年!運動が苦手な自分を変えたくて、探究を重ねてきました!理学療法士、ヨガインスタラクター、パーソナルトレーナー、保健学修士。2024年1月に太田市飯塚町にスタジオをOpenしました。

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