自律神経って何?乱れる原因3選
実は、最近とても疲れやすく、朝起きるのが辛いんです。夜もぐっすり眠れなくて…。
そうですか。それは辛いですね。睡眠が十分とれないと、体にも心にも影響が出ますよね。他に気になることはありますか?
食欲がなかったり、肩こりもひどいような気がします
もしかすると自律神経の乱れが関係しているかもしれませんね。
自律神経の乱れの乱れ・・・色んなところで聞くけど何なの??
「自律神経とは?」
自律神経は、私たちの体の中で「自動的に」働く神経系です。心臓の鼓動や消化活動、体温調節など、意識しなくても行われる生命維持のための基本的な機能をコントロールしています。
交感神経と副交感神経
自律神経は交感神経と副交感神経に分かれます。
- 交感神経: ストレスや運動時に活発になり、心拍数を上げたり、エネルギーの使用を促進したりします。
- 副交感神経: リラックスしている時に働き、消化を助けたり、心拍数を下げたりします。
自律神経の乱れとは
健康な生活を送るためには、これら二つの神経のバランスが重要です。ストレスが多いと交感神経が優位になりすぎ、逆にリラックスしすぎると副交感神経が優位になります。理想は、両者の適切なバランスを保つことです。自律神経のバランスが乱れると、不眠、消化不良、心拍数の異常など様々な健康問題が起こり得ます。ストレス管理、適切な休息、バランスの良い食事などで、自律神経の健康を保つことが大切です。
自律神経が乱れているかチェック!
- お腹が張りやすい
- 貧乏ゆすり・爪を噛む・髪を触るなどの回数が増えた
- 食いしばりがある
- のどに何もつまっていないのに、何かつまっている感じがある
- 呼吸が浅くなりやすい
- 微熱がある、または低体温
二つ以上該当する人は自律神経が乱れている可能性があります。
自律神経の乱れる原因
ストレス
ストレスは自律神経の乱れの最も一般的な原因の一つです。仕事、人間関係、日常生活の様々な状況がストレス源になり得ます。ストレスが続くと、交感神経が過剰に活性化され、心拍数の上昇、高血圧、筋肉の緊張などを引き起こします。長期的なストレスは副交感神経の活動を抑制し、リラックスや睡眠の質を低下させることがあります。
不規則な生活リズム
不規則な睡眠パターン、食事の時間、または過度のカフェインやアルコールの摂取など、生活リズムの乱れは自律神経のバランスを崩します。生活リズムが不規則になると、体の内部時計(概日リズム)が乱れ、これが自律神経の働きに影響を及ぼします。これにより睡眠障害、消化器系の問題、エネルギーの低下などが起こることがあります。
運動不足
現代社会では、多くの人々が運動不足に悩んでいます。特にデスクワークや長時間のスクリーン使用は、身体活動の不足につながります。運動不足は、交感神経と副交感神経のバランスを崩しやすくします。適度な運動は交感神経の過剰な刺激を抑え、副交感神経の活動を促し、ストレスを軽減しリラクゼーションを促します。運動不足は、ストレスの増加、睡眠障害、消化器系の問題などを引き起こす可能性があります。
生活習慣を見直したり、運動したりすることが大切なんですね。
身体が不調が続いている方は、自律神経の乱れや原因も考えてみると改善への糸口が見えてくるかもしれませんね。
参考:大久保愛,『体がバテない食薬習慣』,シナノ印刷,2021
※この記事は一般的な情報提供を目的としています。怪我や病気について疑問や懸念がある場合は、必ず医療専門家に相談してください。この情報をもとに自己診断や治療を試みることは避けてください。また、記事中で触れている予防法や対処法は全ての人に効果があるわけではありません。体調や状況によっては逆効果になることもあります。特に、怪我をしたと思われる場合はすぐに専門的な医療機関に連絡をとることをおすすめします。